Electroneum(ETN) / 専用スマホを持っているだけで毎月報酬【モバイルマイニング】

 

Electroneum(ETN)という仮想通貨プロジェクトのチームが、先週バルセロナで行われたMobile World Congressにて、ETNトークンのマイニング機能が実装されたアンドロイドスマホ「M1」を発表しました。

このスマホにはETNトークンが自動マイニングされる機能がインストールされており、購入後起動させると月に最大3ドル分のETNトークンがマイニング報酬としてウォレットに振り込まれる仕組みになっています。

この最大3ドル分の報酬を使って、新しいスマホのロードを購入したり、ETNを決済通貨として採用している店舗での製品購入費用として使う事が可能です。

一度起動させればオフライン状態でもバックグラウンドでマイニングしてくれるようなので、M1を持っていれば放置しているだけで毎月3ドル相当のETNがもらえます。

f:id:suppershushiio:20200314022224p:plain

Electroneum M1 Phone ・ 画像引用 YouTube (https://www.youtube.com/watch?v=4EMjnKf2RTw)

仮想通貨のプロジェクトチームが、特化型スマホをリリースするのは今回が初めてでは無く、あのメジャーアルトコインのDASHも似たような専用スマホを既に販売しています。

以前記事にしているので、下記ご参照下さい。
✅ベネズエラで拡大を続けるDashの存在感【KRIP Phoneと提携】

Dashがベネズエラを重要拠点としてDASH専用スマホのKRIP Phoneの拡販(100ドル以下)ならびにDASHの実需拡大に注力しているように、Electroneumのチームが発表したM1 Phoneも80ドルという低価格設定で、まず南アフリカを中心拠点として販売を開始します。

両陣営とも、ベネズエラ南アフリカの低所得層でも手が出せるロープライス設定をしており、銀行口座を作りたくても作れない人達のニーズを掴もうとしています。

尚、2019年3月現在、全世界に約288万人のユーザーがETNのウォレットアプリをダウンロードしており、DASHもベネズエラで2505事業者、アメリカで650事業者、コロンビアで507事業者がDASH決済を採用しています。

今後生き残っていく仮想通貨は、お互いにWin-Winの現地需要が見込める場所で、このような草の根活動をしっかりしてくプロジェクトなのかもしれません。

Electroneumは持っていませんが、DASHについてはホルダーでもあるので、定期買い増しと言う形で応援していきたいと考えています。

M1 Phoneが日本でも手に入るようであれば、モバイルマイニングでこつこつ稼ぎつつ、予備のスマホとして使いたいくらいですw

最後に、M1 PhoneのスペックとETNトークンの基本情報と、まとめておきました。

M1 Phoneの基本スペック

■価格:80ドル~
■容量:8GB(32GBまで拡張可能)
■OS:Android 8.1 Go Edition
■CPU:Quad Core 1.3Ghz
■液晶サイズ:4.5” Touchscreen
■通信機能:4G Dual Sim / Bluetooth 4.0 / GPS

価格相応と言う感じですが、何気にDual Simの機能が搭載されてます。

YouTubeでM1 Phoneを操作している動画を見ましたが、液晶スライド時の動きはかなりカクカクしており、iPhoneSamsungの最新スマホに慣れている人にとっては、かなり違和感があると思います。

🔹Electroneum(ETN)の基本情報

■通貨名称:Electroneum
■ティッカー:ETN
■公開日:2017年10月
■発行上限:210億 ETN
■コンセンサスアルゴリズム:PoW
■マイニングアルゴリズム:CryptoNight
■創業者:Richard Ells
■公式ホームページ
※ホワイトペーパーのページがリング切れになっており見つけられませんでした。

ETNはモネロからフォークしたコインの為、通貨的な機能はモネロとほぼ同じで、マイニングのアルゴリズムにもCryptoNightを採用しています。

モネロの代名詞でもあるリング署名、ワンタイムアドレスの機能も引き継いでいます。

※以前書いたMonero(モネロ)の記事
✅モネロ:Monero(XMR)・リング署名とワンタイムアドレス機能搭載の匿名通貨

ETNの価格、取引高共に昨年から減り続けており、最高値(約0.19ドル)から30分の一ほどに落ち込んでいます。

直近の相場でも価格上昇の兆候がなく、取引高も右肩下がりです。

応援はしたいプロジェクトですが、DASHと比べて優位点が見つからないのと、Githubでも2018年9月後半からアップデートが見られないので、現時点での買いは無しですね・・・

実需を生んでいる数少ないコインなので、運営チームには頑張ってもらいたいところです。